再生医療 その2 再生医療のコスト分析

再生医療の本当の難しさは“大規模プロジェクトとしてそれを認識する有識者が不在で、個別業種の集合としてプロジェクトを認識していることである”と前回述べた。そして、産業界として再生医療の実用化をバックアップすべき組織であるはずのFIRMの行動が、業界の権益保護を目的とするような行動にしか見えない事も指摘した。

 

私の提案はパイチャートに、現在の再生医療のコスト分析を乗せ、次に個々の要素をどこまでコスト低減可能かを関係者が集まって意見を出し合い、何が律速条件となっているか、何を投資、開発すればコスト低減が可能か等を議論し、目標価格と時間軸を決めるべきだということである。正に、大規模プロジェクトの管理手法である。このような作業を行って初めてiPS細胞を用いた医療法が実現に向けて本格的に動き出すのである。

ーパイチャートを掲載しょうとしたが出来ないー